RCサクセションの「イマジン」を聴いた時、
「ガーーーーン・・・!!!」と思った。
その唄はこう始まる。
天国はない ただ空があるだけ
国境はない ただ地球があるだけ
みんながそう思えば 簡単なことさ
言われてみれば当たり前のことに思えるけど、
そんな風に言われるまで、それが当たり前のことだと気がつかなかった、ということが衝撃だったし、ショッキングだった。
空や海や地上に線を引いて、「国境」をつくってるのは人間だけで、
そもそも自然界には本来、そんな境界線はない。
そんな架空の線をもとに、ルールや枠組みをつくって、
戦争したり、差別したりしている。
空も海も、ただつながっているだけ。
自然の様々なつながりの中で、様々な命が生きている、ただそれだけ。
この、「本当は全部つながっているんだよ」という視点って、
すごく大事なことだと思う。
そしてそれは身体のことを考えてみても、同じことのような気がする。
「ここは足。ここは首。」
「ここは三角筋。ここは大胸筋。」
と、身体には様々な部位があって、それぞれ名前があるわけだけど、
それは、身体のことを、外側から知識として理解するために決められているだけであって、「からだそのもの」からしたら、そんな区別は存在しない。
すべてがつながりあって、身体として機能している、
ただそれだけのことだ。
だから、
「部分が集まって、全体がある」
のではなく
「全体があって、はじめて部分を分けてみることができる」
のだと思う。
その順番を忘れないことは重要だし、
たとえ部分的な視点にフォーカスする時間があったとしても、
最後は必ず「全体」という視点に戻る。
そして、私はゆったりセラピーを学ぶ中で、
そういうことを、コトあるごとに言われていたな、と思う。
実際に自分が体験を重ねる中で、
セッションを行う核になっている視点だな、と思う。
からだは本来「ひとつの全体なんだよ」ということを
思い出すために触れる。
あぁ、肩が痛い!この肩の痛みこそ悪なのだ!退治せねば!
ではなく
あぁ、肩が痛いなぁ、この痛みは何のメッセージなんだろう、
からだはどんなことを、今望んでいるんだろう
と気づいていく過程が、
つながりを尊重することであり、
からだを大切にすることであり、
自分を大切にすることなんだと思う。
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